自営業者の個人向け即日融資
即日融資を受ける際には「安定した収入がある人」は絶対条件になっていますが、収入にムラのある自営業者だとこの条件があることでキャッシングの審査が通りにくいと言われています。自営業者が即日中のキャッシングする際のいろいろを調べてみました。
目次
- 自営業者が審査を受ける際に必要なもの
- 即日融資しやすい職種
- 即日融資が難しい職種
- 自営業者が個人向けキャッシングを作るメリット
- 自営業者が個人向けキャッシングを作るデメリット
- 短期や日雇いのアルバイトでも即日融資は出来る?
- 独立して収入が少ない状態の自営業者でも即日融資は出来る?
- 個人事業主と株式法人経営者とはキャッシング審査に差はあるの?
- 自営業者におすすめの個人向け即日融資可能なキャッシング
- 自営業者に気を付けて欲しいお金の借り方アドバイス
- 自営業者が個人向け即日キャッシングを借りる理由いろいろ
- 自営業者がお金を借りた体験談の口コミ
- まとめ
自営業者が即日融資の審査を受ける際に必要なもの
自営業者でも即日融資はできます。しかし、会社員がキャッシングする時に必要なものと自営業者がキャッシングする時に必要なものは少し違います。自営業者がキャッシングをする際には、どんなものが必要なのでしょうか。
固定電話
キャッシングの際は在籍確認が必要です。携帯電話では会社が特定できないので固定電話での在籍確認が必要になります。
自宅で開業している場合は、自宅の電話でも大丈夫ですが、固定電話がない時点で即日融資の審査も受けさせてもらえないことが多いです。
銀行よりも消費者金融の方が即日中の審査は通りやすいと言われていますが、固定電話がなくても申し込みできる消費者金融は「アコム」だけとなっています。
本人と確認が出来る書類
運転免許証や健康保険証、パスポートなどの本人確認書類の提出が必要です。本人確認書類はキャッシングをする人は必ず必要になります。
収入が確認できる書類
会社員の収入確認書類は源泉徴収票や給与明細書などですが、自営業者だと自分で不正出来てしまうため前年度分の確定申告書、青色申告の場合は「青色申告決算書(写し)」白色申告の場合は「収支内訳書(写し)」が必要になります。
事業実態を疎明する書類
全ての業者で必要になる書類ではありませんが、消費者金融のプロミスには営業許可証、受注書、発注書、納品書、請求書、領収書などの書類の提出が必要になります。
即日融資しやすい職種
1、開業医
自分で開業している医者も自営業ということになります。即日融資しやすい1番の理由は、収入が多いことです。開業医ともなると年収が3,000万円はあります。また、需要が多いことから仕事がなくなることはなく、自営業ながらも審査が最も通りやすい職業と言われています。
2、弁護士
自分で事務所を構えている弁護士も自営業になります。開業医と同じように弁護士も、かなりの収入があるので審査に有利になります。特に個人事務所を構えている弁護士は、雇われ弁護士よりも収入があると判断され大きい融資額がもらえます。
収入や需要があるかに加え、社会的地位があるかも審査に大きく関わってきます。開業医も弁護士もこれらの条件を全て満たしているので、キャッシングも有利になると言われています。
即日融資が難しい職種
水商売や風俗
自営業の中でも、ホストやホステス、キャバクラなどの水商売や風俗で働いている人は、即日融資の審査が通りにくいと言われています。
毎月の給料が会社員よりも多いホストやホステスもいますが、景気に左右されやすく、人気や客の嗜好によって収入が大きく変わります。そのため「安定した収入」が条件のキャッシングは難しいと言えます。
自営業者が個人向けキャッシングを作るメリット
つなぎ資金として使える
銀行のカードローンでは事業資金での利用を禁止しているところが多いですが、消費者金融では事業資金として利用することができるので、次の収入が入るまでに資金がなくなったときや急に予定外の出費が必要になった時に「つなぎ資金」として使うことができます。
限度額内であればいつでも出し入れが出来る
事業資金として融資を受ける場合は事業計画書や返済計画書などが必要になり、追加で融資を受けるごとにこれらの書類が必要になりますが、キャッシングの場合は限度額の範囲内であれば、いつでも出し入れが出来るので書類を揃える煩わしさなどなく簡単に利用することができます。
総量規制の対象外のものもある
消費者金融でキャッシングする場合は、年収の3分の1以上はお金を借りることができない総量規制が適応されますが、アコムやプロミスの自営業者用のキャッシングには総量規制の対象外となっているものがあるので、年収の3分の1を超える借り入れも可能です。
自営業者が個人向けキャッシングを作るデメリット
限度額が低い
自営業者は月によって収入が変わることが多く、安定した収入があるとは言えません。ある程度の業歴や実績がなければ限度額は低く設定されます。
金利が高い
消費者金融の自営業者向けキャッシングの場合、審査が通りやすい分金利が一般のカードローンよりも金利が高く設定されています。キャッシングしやすいからと言って借り過ぎずに、早め早めの返済をするように心掛けが必要です。
返済期間が短い
自営業者むけのキャッシングの場合、一般のキャッシングよりも返済期間が短く設定されていて、最終借入日から6年9ヶ月が返済期限となっています。お金に余裕があるときは、早めに返済するようにしましょう。
短期や日雇いのアルバイトでも即日融資は出来る?
短期のアルバイトや日雇いのアルバイトで生計を立て、会社員よりも稼いでいる人もいます。収入はある程度あったとしたら短期や日雇いのアルバイトでもキャッシングによる即日融資は可能なのでしょうか。
審査は通るの?
キャッシングを利用するためには「安定した収入」があることが絶対条件になっています。日雇いや短期アルバイトだと、この「安定した収入」があるとは言えません。たとえ、かなりの収入があったとしても職業の欄に「日雇い」や「短期」という言葉を入れた時点で、審査に即落ちると考えていいです。
在籍確認ができるか
キャッシングの審査の際には、在籍確認が必要ですが、短期や日雇いで働いている人は在籍確認をすることが難しいです。しかし、在籍確認が出来ればキャッシングができる可能性があります。
短期や日雇いで働くにしても派遣会社に登録して「派遣社員」として働くようにすると審査に通る確率がグッと上がります。
限度額は
銀行よりも消費者金融の審査の方が通りやすいですが、借入額が50万円を超える場合や、他社と合わせて100万円を超える借入額が場合は収入証明書が必要になります。日雇いや短期で働いている場合、収入証明書を出すのが難しいので、50万円を超えない金額で利用するのがいいでしょう。
独立して収入が少ない状態の自営業者でもキャッシングは出来る?
独立して間もないころは、資金は減っていくけれど売上金は数か月遅れてしか入らないなど、手元にお金がない状態になるときがあります。そういった時に独立したばかりでもキャッシングを利用できるのでしょうか。
独立してからの年数は関係ある?
独立して間もないとキャッシングの審査には通りにくいです。独立して1年以上経過して収入が安定してくると審査にも通るようになるので、1年未満の場合は1年待ってから申し込んだ方が良いでしょう。
審査の時は何を聞かれる?
申込み内容の確認やお金の使い道、事業内容などが聞かれます。ここで印象を良くしようと、虚偽の申告をしてしまうと審査に通らなくなるので、通常の手順に従って申し込みをしてください。即日入金も可能な消費者金融もあります。
キャッシングは可能ではありますが、審査はやはり厳しいと言えます。もし、独立する予定があるならば、独立する前にキャッシング出来るカードを作っておくことをおすすめします。
個人事業主と株式法人経営者とはキャッシング審査に差はあるの?
青色申告とは
複式簿記方式により毎日帳簿へ記録し所得を申告する制度です。青色申告することによって、必要経費として認められる科目と金額の増加、所得金額から控除される科目数と金額が増加するメリットがあります。開業届を出していなければ青色申告はできません。
青色申告の審査は?
自営業はキャッシングの審査が通りにくいと言われていますが、きちんとした実績を残していれば、それほど審査に不利になるということはないようです。
開業届を出さずに一般の人と同じ白色申告をしている自営業者は、税制面でメリットを受けられる青色申告をしていない分、仕事に対して本気ではない印象を与えてしまいます。
白色申告の自営業者よりは、毎日帳簿へ記録し毎年青色申告をしている自営業者は審査が通りやすいです。
株主法人の経営者の審査は?
いわゆる社長と言われる人ですが、起業したばかりの社長はキャッシングの審査には通りにくいです。
そもそも社長がキャッシングを利用するような会社は、審査する側から見ると不安が残ります。
社長で審査を受ける時には、会社設立から3年以上経っていること、帝国データバンクなどのリサーチ会社に登録されていること、事業内容がしっかりしていること、年収が400万円以上あると審査は通りやすくなります。
大企業の社長なら審査も通りやすいですが、大企業の社長がキャッシングを利用するとは思えません。中小企業の社長よりも青色申告している自営業者の方が審査には通りやすいと言えるかもしれません。
自営業者におすすめの個人向け即日融資可能なキャッシング
銀行でキャッシングする時のメリット
消費者金融よりも銀行でキャッシングした方が金利も低く、年収の3分の1までしか借入することが出来ない総量規制もありません。
消費者金融では50万円を超えると必要な収入証明書も200万円〜300万円まで必要ないところが多いです。
消費者金融でキャッシングする時のメリット
消費者金融は銀行よりも審査が通りやすいです。また、借り入れから30日間以内なら無利息になる商品もあるので、すぐに返済することができるなら消費者金融で借り入れた方がおすすめになります。
これらのことをふまえて、自営業者のおすすめの即日融資可能なキャッシングをまとめてみました。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 備考 | |
オリックス銀行カードローン | 3.0%〜17.8% | 800万円 | 最短即日 | 300万円以下なら所得証明書不要 |
三菱UFJ銀行バンクイック | 4.6%〜14.6% | 500万円 | 最短30分 | 口座開設不要 |
プロミス | 4.5%〜17.8% | 500万円 | 最短30分 | 30日間無利息固定電話が必要 |
アコム | 3.0%〜18.0% | 800万円 | 最短即日 | 固定電話がなくてもOK |
SMBCモビット | 3.0%〜18.0% | 800万円 | 最短即日 | 固定電話が必要 |
自営業者に気を付けて欲しいお金の借り方アドバイス
銀行のキャッシングは事業用では使えない
銀行で借りたお金は生活資金としては使えますが、事業用資金として使うことを禁止しています。
借りてしまえば事業用資金として使ったとしてもわからないのではと思いますが、もし発覚した場合は規約違反となり、借り入れが出来なくなったり、信用情報にキズが付くことも考えられます。
消費者金融での借り入れは事業用で使うことを禁止していないので、事業用資金としても使いたい人は消費者金融を利用した方が良いです。
多く借り過ぎない
何社からもキャッシングをしていたり、資金繰りがよく限度額が増えたときに必要以上にキャッシングをしてしまうと、事業がうまくいかなくなった時に返済が負担になってしまいます。
キャッシングを利用するのは1社か2社くらいにとどめ、無駄に借りずに返済の見込みがある分だけをキャッシングすることが大切です。
なるべく短期間で返済する
長い間借りているとその分金利がかかります。また借入金額が大きいと利息も高くなります。自営業者がキャッシングを利用する場合は、次の収入があるまでの足りない分だけにして、お金が入ったらすぐに返すのが上手な利用の仕方と言えます。
自営業者が個人向けキャッシングを借りる理由いろいろ
つなぎ資金
自営業者がキャッシングを利用する理由として一番多いのは、次の収入までの「つなぎ資金」として使うためです。
取引先からの入金が遅れたり、急な出費があって資金がなくなってしまった時にキャッシングを利用できるのは、とてもありがたいことでしょう。
生活費
支払いはあるけど、売上金が入るのは数か月後になることが多いので、生活費を事業資金として使ってしまうということがあります。手元にお金が無くなってしまい、次の収入までの生活費を借りることがあります。
自営業者がお金を借りた体験談の口コミ
銀行から借りた500万円を元手に開業
じぶんは現在29歳の男性会社員をおこなっております。これは半年ほど前の話となりますが、じぶんは長年勤めていた会社をやめさせていただきました。
人間関係が昔からですが、ほんとうに嫌であったので、今まで溜めた貯蓄を活用して脱サラをさせていただきました。
そのときに今までの貯蓄が500万、銀行から借りたお金が500万、あわせて1000万円を元手に開業をさせていただきました。現在では順調に営業が進んでおります。
講座やスクールを運営するため250万円借りました
ある会社でカウンセリングのスキルを学んでいました。個人で事業をしながら、共に一緒に学んでいた複数の仲間たちと力を合わせて、マンションの一室を借りて講座やスクールを運営しようと決めました。
私が250万円、それ以外の仲間達で合わせて1000万円のお金を工面しました。
ちなみに私は、知り合いの人で私のカウンセリングに理解する人から説明をして快く貸して頂きました。
お金を借りる前は「断られるのではないか」という不安がありましたが、信用という形で借りることができました。
資金繰りに100万円借りました
個人事業をしていて、資金繰りが悪化し約100万円を借りました。借りた相手は親です。金利の安いカードローンなどや、銀行なども調べましたが、やはり、金利のかからない親から借りるのが一番です。
心配は掛けてしまいますが、お金を借りるのを躊躇してしまい、路頭に迷うよりはマシだと思っています。
今は、借りたお金はきちんと返済済みです。また、何か困った時はまたお世話になります。カーローン並みの低金利融資が有ればいいのですが、そんなうまい話はなかなかありません。
太陽光発電事業を始めるため:3000万円の融資を受けました
遊ばせばていた土地を以前から活用出来ないかと考えていました。そんな中、太陽光発電の20年間の全量買取制度が始まりました。
そこで、太陽光発電事業を始めるために3000万円の融資を受けました。
当時は、国も日本政策金融公庫を通じて、太陽光発電を始める事業者へ積極的に融資を行っていました。
私は、自宅の屋根で太陽光発電をやっていましたので、太陽光発電のノウハウはある程度有していました。
人に寄っては、太陽光発電を否定的に言われる方がおられますが、私が太陽光発電に取り組んだ時は1kw当たり@40(税抜き)でしたので、これを前提にソロバンで弾いた場合、消費税の免税事業者であれば概ね年間5~6%の利回りは確保できると確信がありました。
また、リスク回避のため投資額の全額を借入れで行い、団体信用保険に入った方がいいと考えました。いつ死ぬか分かりませんから、保険料を払ってでも手元資金は残しておいた方が得策と考えました。
そして、50kw未満を二カ所に設置するため、日本政策金融公庫に事業計画を提示し、融資交渉を行いました。
まだ、みんなが太陽光発電に対して半信半疑だった頃で、太陽光融資の申込みも少なかったこともあり、比較的スムーズに話がまとまり全額の融資を受けることが出来ました。
会社を始めるための資金を地方銀行から:500万円借りました
中古車関係の会社を始めるために地方銀行から500万円借りました。
どこでもそうだとは思いますがいろんな書類などが必要な為、手持ちの貯金だけで始めたかったのですが工場や事務所の建物代や中古車の仕入れなどでお金がかかるので借り入れすることにしました。
それでも機械などは中古を探し回って準備したので安くで済んだほうだと思います。
もう返済は終わりましたが、返済している間は会社の年収を報告しないといけなかったので面倒でした。
まとめ
ひとえに自営業者と言っても、いろいろな職種があり芸能人も自営業と分類されます。会社員と比べたら収入はかなりあるのでキャッシングもしやすいと思いがちですが「安定した収入」があるとは言えないことから、会社員の方がキャッシングしやすいです。
キャッシングやローンを組むときには「安定した収入」が必ず必要になります。独立を考えているのならば、先の見通しをよく立ててカードローンなどは独立する前に作っておくことをお勧めします。
キャッシングをせずに事業がうまくいくことが理想ですが、もし急なお金が必要になった時には自営業者でもキャッシングすることができるので、無理のない返済計画を立てて上手にキャッシングを利用しましょう。