2018年1月以降は銀行カードローンが即日融資の新規貸し付け停止の詳細

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2018年1月以降は銀行カードローンが即日融資の新規貸し付け停止

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国内の銀行がカードローンの即日融資を2018年1月以降取りやめることが報道されました。

銀行カードローンの即日融資の停止とは、具体的にはどのようなことで、どのような影響があるのかみてみましょう。

これまでの銀行カードローンと消費者金融を比較

まず2017年12月までの銀行カードローンと、消費者金融のカードローンの違いを比較し確認しましょう。

2017年12月までの銀行カードローン 消費者金融
対象者 収入のある方、配偶者に収入のある主婦(主夫) 収入のある方
貸付限度額 審査によって決定 年収の1/3以下
金利 低め 高め
審査 厳しめ・早いところで即日 緩め・即日が多い
その他 銀行の窓口・HPなどで申込み可能 店頭・無人契約機・HPなどで申込み可能

この二つを比較して大きな違いがあるのは、融資する対象者と貸付限度額にあります。

2017年12月までの銀行カードローンの場合、収入のない主婦(主夫)にも貸し出しが可能であること、貸し出せる金額に上限がないこととなっています。

簡単に借り入れができる方が、銀行のカードローンとなる訳です。しかも、2017年12月までの銀行カードローンは、即日審査が可能で消費者金融に負けず劣らずのカードローンでした。

銀行カードローンの即日融資が停止に至った理由

これまでの銀行カードローンの即日融資が、停止に至った理由について問題となった部分を見ていきましょう。

1:過剰な貸し出しによって返済不能者が増加した事

総量規制の対象外となっている銀行では、年収に関わらず審査さえ通れば希望の金額を貸し出すことが出来ます。

総量規制はもともと消費者金融などでの多重債務・債務過多が問題となって作られたものです。

銀行カードローンは、その総量規制の対象外となっている為、返済できる金額以上の借入が可能です。しかし、最終的に返済が不能となり自己破産に陥る方が増加していったというのが停止に至った理由です。

2:スピード融資を重視した結果、審査に見落としが生じた事

銀行のカードローンの場合、銀行内の受付段階で簡単な審査が行われますが、審査の大半は保証会社が行います。

銀行のグループ会社が保証会社となっている場合もあれば、信販会社や消費者金融が保証会社としてついていることもあります。

どのような体系であれ、保証会社のOKが出れば貸付は可能となります。

しかし、融資のスピード審査を重視するあまり、一部の銀行で、「反社会的勢力」に対してカードローンを発行するという事態になりました。

反社会的勢力とは・・・

暴力や威力、詐欺的な手法を駆使し、不要な要求行為により、経済的利益を追求する集団や個人の総称。暴力団、総会屋等がこれに該当します。

審査や融資のスピードは消費者金融並みで、貸し出し限度の上限のない銀行カードローンは、貸し出しを増やすことを目指すあまり、審査の甘さによるトラブルが生じ、また顧客に対し過剰な貸付を安易に行うという危険性が見らました。

このような問題点や批判を受け、全国の銀行は2018年1月から即日審査・即日融資を停止することになりました。

「貸しすぎ」とされる批判に対しては、即日融資を取りやめることだけでなく「貸付自粛制度」を銀行カードローンを対象に独自で導入していくことも検討しています。

貸付自粛制度とは・・・

本人もしくはその家族が、浪費癖等を理由に自粛対象者であることを日本貸金業協会に対して申告することで、個人信用情報機関にその旨が記載され、一定期間審査を通さないように出来る制度です。

銀行カードローンが即日融資を停止するメリット

借りすぎを防止できる

即日融資が可能な場合、考える時間を持たず安易に借り入れを行ってしまいがちです。

融資までに時間がかかるようになれば、他の借入方法がないかを検討をしたり、本当にその資金が必要かを考えたりする時間ができ、そうしているうちに無理な借り入れはやめようと考える事ができます。

きちんとした審査と適正な金額の融資ができる

即日融資を停止することで、他行の借入金額や収入などを含めた審査が時間を掛けてきちんとできます。

また、各銀行では貸付上限そのものを引き下げる動きも見られ、今後は十分な審査の上、顧客に対して適正な金額での融資が行われることになります。

銀行カードローンが即日融資を停止するデメリット

すぐに資金が必要な時は利用ができない

これまで銀行カードローンは、消費者金融よりも低い金利で借りられ、しかも即日の融資が可能ということが大きなメリットでした。

消費者金融に抵抗のある方でも、銀行のカードローンであればハードルが低く感じる部分もあり、比較的利用しやすいカードローンでした。

しかし今後は即日融資が出来ないことで、急に資金が必要になった場合、銀行カードローンを利用できなくなります。

これまでよりも審査が厳しくなる

銀行カードローンの過剰な貸し付けを防止する措置として、各銀行が貸付残高を月次で公表することになりました。

それによりカードローンの発行数にも影響が出て、審査自体が厳しくなると考えられます。

また、来年以降は、これまでの信用情報をもとにした審査だけでなく、警察のデータベースに接続して反社会的勢力の関係者でないことの確認も行われます。

具体的な確認の内容は公表されていませんが、その部分が原因で審査を通過できなくなることもあり得ます。

専業主婦など無収入の方にとっては大打撃

総量規制の対象となる消費者金融では、融資金額は収入の1/3までと定められており、収入のない専業主婦(主夫)への貸し出しが原則として不可能となっています。

これに対して銀行は総量規制の対象外なので、配偶者に安定収入があれば、専業主婦(主夫)へのカードローン発行も可能となります。

しかし2018年以降は即日融資が不可能となるため、もし専業主婦(主夫)の方がすぐにお金が必要な状況になっても、即日融資してくれるところがないという事態が考えられます。

これについては商品改定などがあるかもしれませんが、現在のところでは専業主婦(主夫)への即日融資は考えにくいと言えます。

銀行カードローンで即日融資ができなくなる時期と借り入れまでにかかる日数

即日融資が出来なくなる時期は?

2018年1月からは、銀行カードローンでの即日融資は実質不可能となります。

借り入れまでにかかる日数は?

個人信用情報機関への照会が行われるのは今まで通りですが、追加審査となる警察庁データベースへの照会に時間がかかると考えられます。

審査までにかかる期間は「数日〜数週間」とされており、カードローン発行までには早くても1週間、通常で2週間程度かかるという見込みです。

また内容によってはそれ以上かかる可能性もあるので、資金が必要だと思われる場合、出来るだけ早い申し込みが必要になります。

即日融資ができなくなった銀行カードローンの代わりに借り入れできる金融機関

消費者金融

もし今すぐにお金が必要だということになれば、消費者金融を利用するのがスピードの面で考えると最も早いです。

消費者金融の場合、金利は銀行よりも高めの設定となっていることがほとんどです。
しかし、初めて利用する人の場合、無利息期間を設けていることもあるので、返済の目途が立っている場合はこちらのほうが有利となるかもしれません。

信用金庫

銀行は今後即日融資が不可能となりますが、信用金庫等はその対象ではありません。カードローンの取り扱いは、銀行や消費者金融ほど多くありませんが、審査方法の変更によって銀行で借りられない分信用金庫を利用する人の割合は大きいです。

当然信用金庫も総量規制の対象外なので、貸付金額に限度はありません。しかし、信用金庫の審査は即日回答ではないので1週間程度の時間は必要です。

銀行カードローンの審査はどう変わったの?

2018年1月以降の審査の流れ

@顧客が銀行に対してカードローンの申し込みをする
A銀行は保証会社に対して顧客の申込書を提出する(このとき銀行でも行内での差押えや延滞情報などを確認する)
B保証会社が信用情報機関への照会などにより審査を行う
C保証会社が審査の結果を銀行に通知する
D銀行は預金保険機構を通して、警察庁と全国銀行協会に属する各銀行に照会をする。

Dの項目が新たに追加になった審査です。照会する内容は以下の通りです。

■警察庁・・・反社会的勢力に該当するか否かの確認、これまでの履歴等(どこまで調べるか現在のところ不明です)

■各銀行・・・これまでの金融事故履歴や他行での借入についての情報

預金保険機構を通して、これまで調べることのできなかった部分について確認を行うことで、反社会的勢力への融資を未然に防止し、他行の借入も含めた上での返済能力を検討し過剰な貸し出しを防ぐことを目指したものです。

即日融資が可能なおすすめカードローン

即日融資に対応している、消費者金融をご紹介します。

消費者金融名 金利 融資額 借入の特徴
アコム 3.0%〜18.0% 1〜800万円 初めての方は契約日の翌日から30日間は金利0円。
プロミス 4.5%〜17.8% 〜500万円 初めての方は条件を満たせば30日間無利息。
カードレスのキャッシングの取り扱いもあり。
急ぎの場合電話の申込がおすすめ。
アイフル 4.5%〜18.0% 〜500万円 急ぎの方は、Webで申し込み後に電話を掛けることで融資までの時間を短縮可能。
初めての方に限り、最大30日間の無利息期間あり。
SMBCモビット 3.0%〜18.0% 1〜800万円 急ぎの場合、ネットで申し込み後フリーコールへ電話をすることで時間の短縮が可能。
カードレスの取り扱いあり。
三井住友銀行内のローン契約機でのカード発行も可能。


まとめ

かつて消費者金融が貸し出しを増やすため、過剰な貸し出しを行ってきたことを受けて総量規制が設けられましたが、その対象外となった銀行でも同じように過剰な貸出が問題視されました。

また、貸し出しのスピードを重視するあまり、反社会的勢力への融資を行ってしまうという事態が合った事も事実です。

このような事態を重く見ている金融庁に対し、銀行側は自主的にカードローンの即日融資を停止するという方針を発表しました。

2018年1月からは、審査方法に警視庁への照会や他行の借り入れ状況の把握が加えられ、より時間をかけた厳格な審査が行われることになります。

消費者金融や信用金庫などはこれまで通りの審査なので、急ぎの場合は消費者金融の利用で、急ぎで無い方は信用金庫を利用するといった使い分けが必要となります。

どの方法にしても、これまでよりも審査が厳しくなることは免れないと思われるので、無理な資金計画を立てないこと、返済できる範囲での借り入れを行うこと、資金が必要な場合は早めに対処することなどが大切です。

ここでご紹介した内容以外にも今後具体的な審査内容や、各銀行の商品改定など最新の情報をこまめにチェックしてみてくださいね。

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