ビジネスローンの即日融資を借入する場合の審査手続きや金利、限度額など
経営者や個人事業主の方が、事業資金として急にお金が必要になった時、一番に頼るのが取引銀行ではないでしょうか。
銀行から低金利で融資を受けることができればいいのですが、銀行融資だと審査に時間がかかるため、急にお金が必要になってもすぐに借りることができません。そこでおすすめなのがビジネスローンの即日融資です。今回は、ビジネスローンの即日融資について紹介したいと思います。
ビジネスローンの即日融資審査手続きの流れ
ビジネスローンの即日融資審査手続きはどのような流れで行われるのでしょうか。ビジネスローンの利用が初めての方にも分かりやすく、即日融資審査手続きについて紹介します。
利用までの大まかな流れ
@申込:WEB上の申し込みフォームに必要事項を入力して送信する。
A仮審査:申込内容に基づいた審査が行われ、仮審査結果の連絡が入る。
B必要書類の提出:必要書類をメールまたはFAXで提出する。
C本審査:提出した書類を基に本審査が行われる。
D契約・融資
即日融資の審査手続きは基本的に、WEB上から申し込みフォームに必要事項を入力して行います。ローン会社によっては、申込フォームに必要提出書類をアップロードしたり、店頭にて手続きをしたりする必要があるところもあります。
審査結果は電話またはメールにて伝えられることが殆どです。
ビジネスローンの即日融資手続きに必要な書類
ビジネスローンの即日融資手続きには以下の書類が必要です。必要書類はローン会社によって異なるので、以下の全ての書類が絶対に必要という訳ではありません。ですが、即日融資の審査手続き上必要となるので、これらの書類をすぐに提出できるように事前に把握しておくと手続きがスムーズに行えます。
法人の場合
・代表者本人を確認する書類
・決算書
・年収の確認できる書類
・登記事項証明書など
個人事業主の場合
・本人を確認する書類
・確定申告書
・経営状況申告書
・資金計画書
・事業計画書など
ビジネスローンの即日融資審査OKの会社とNGの会社の違いとは
ビジネスローンには、即日融資審査がOKの会社とNGの会社があります。なぜ、即日融資審査がOKの会社とNGの会社があるのでしょうか。
即日融資審査がOKの会社を見てみると、大手消費者金融が殆どであることが分かります。これは、大手消費者金融が「スコアリングシステム」といった最新のシステムを導入しているためです。スコアリングシステムとは、決算情報や申込情報など、申込時に提出された情報をシステムに入力することで、融資可能かどうかを判断してくれる自動審査システムです。
最新のスコアリングシステムは導入コストが高いため、中小の消費者金融では導入することが難しく、ビジネスローンの審査に関するノウハウを持っている限られた担当者がアナログで審査を行っています。アナログ審査はどうしても時間がかかるため、中小の消費者金融では即日融資審査を行うことができません。
逆に、スコアリングシステムを導入している大手消費者金融は、スピーディな審査が可能なので即日融資審査がOKということです。
即日融資でビジネスローンを借入する場合の金利相場はいくら?
即日融資でビジネスローンを借入する場合、金利はどれぐらいかかるのでしょうか。即日融資が可能なビジネスローンの金利相場を調査しました。
ビジネスローン別金利
金融機関 | 金利(実質年率) |
---|---|
ビジネクスト (ビジネスローン) | 利用限度額100万円以上:8.0%〜15.0% 利用限度額100万円未満:13.0%〜18.0% |
オリックスクレジット (VIPローンカードビジネス) | 50万円コース:8.0%〜17.8% 100万円・200万円・300万円・400万円・500万円コース:6.0%〜14.9% |
ユニーファイナンス (事業者ローン) | 12.00%〜17.95% |
エス・ジー・ファイナンス (ビジネスローン) | 6.8%〜12.65% |
ニチデン (事業者ローン) | 5.5%〜17.52% |
アコム (ビジネスサポートカードローン) | 12.0%〜18.0% |
プロミス (自営業者カードローン) | 6.3%〜17.8% |
即日融資ビジネスローンの金利相場
借入金額によって金利は異なるのですが、下限金利は6%前後〜8%、上限金利は17%台が金利の相場です。しかし、中には下限金利が12%〜13%のビジネスローンもあれば、上限金利が12%台や15%前後のビジネスローンもあるなど、金融機関によって金利は大きく異なります。
即日融資のビジネスローンで借入できる限度額はいくら?
事業資金としてお金が必要になる訳ですから、まとまった金額を希望している事業者の方も多いと思います。では、一体ビジネスローンで借入できる限度額はいくらなのでしょうか。各金融機関の借入限度額を調査しました。
即日融資のビジネスローン借入限度額
金融機関 | 借入限度額 |
---|---|
ビジネクスト (ビジネスローン) | 1万円〜1,000万円 (新規の場合上限500万円) |
オリックスクレジット (VIPローンカードビジネス) | 50万円〜500万円 |
ユニーファイナンス (事業者ローン) | ビジネスローン:〜200万円 スーパービジネスローン:100万円〜1,000万円 |
エス・ジー・ファイナンス (ビジネスローン) | 最大5,000万円 |
ニチデン (事業者ローン) | 50万円〜1億円 |
アコム (ビジネスサポートカードローン) | 1万円〜300万円 |
プロミス (自営業者カードローン) | 300万円 |
各金融機関の借入上限額は上記の通りです。金融機関によって借入上限額は異なり、数百万円〜1億円まで借入限度額には大きな差があります。また、新規融資の場合や審査結果によっては、上限額いっぱいの借入ができない可能性もあります。上限額の借入を検討している場合は、事前に借入可能な金額の確認をしておくといいでしょう。
即日融資でおすすめのビジネスローン一覧
ここまで、即日融資が可能なビジネスローンについていろいろと紹介してきましたが、利用するならどのビジネスローンを選べばいいのでしょうか。即日融資でおすすめのビジネスローンを紹介します。
ビジネクスト
経営者や個人事業主からの口コミ評価が高く、契約実績も大変豊富なのがビジネクストです。赤字決算でも業歴が1年以上あれば、現状の経営状況を鑑みた融資実行の可能性を検討してくれるので、審査が通るか不安な方でも申し込みしやすいです。
また、知名度の高いアイフルグループなので、ビジネスローンが初めての経営者・個人事業主でも安心して利用することができるのではないでしょうか。ビジネクストは、審査や初めてのビジネスローン利用に不安な方におすすめのビジネスローンです。
融資対象 | 法人または個人事業主で、申込時年齢が満20歳〜満69歳まで |
---|---|
審査時間 | 即日 |
融資額 | 50万円〜1,000万円 |
契約利率(実質年率) | 利用限度額100万円以上:8.0%〜15.0% 利用限度額100万円未満:13.0%〜18.0% |
遅延損害金(実質年率) | 20.00% |
担保 | 不要 |
保証人 | 原則不要 法人の場合は原則代表者が連帯保証人になる |
返済方式・返済期間・回数など | 元利均等返済:最長5年、60回以内 元金一括返済:最長1年、12回以内 |
必要書類 | ■法人 代表者本人を確認する書類・決算書・その他必要に応じた書類 ■個人事業主 本人確認書類・確定申告書・所定の事業内容確認書・その他必要に応じた書類 |
申込方法 | インターネット・電話 |
契約締結時費用 | 印紙代(実費) |
オリックスクレジット
インターネット上で全ての手続きができるので、忙しくて店舗に足を運べない経営者にピッタリのビジネスローンです。審査時間は最短60分で、平日14:30までに契約内容の同意手続きが完了すれば即日融資が可能な点や、他のビジネスローンに比べると提出書類が最小限で済むので、急な借入にも対応しやすいのがおすすめポイントです。パーソナルセンターやカウンセリングデスク、会員限定サービスなど、各種サービスが充実している点もおすすめです。
融資対象 | 20歳〜69歳 業歴1年以上の個人事業主または、法人格を有する事業の代表者 |
---|---|
審査時間 | 最短60分 |
融資額 | 50万円コース・100万円コース・200万円コース・300万円コース・400万円コース・500万円コース |
契約利率(実質年率) | 50万円コース:8.0%〜17.8% 100万円・200万円・300万円・400万円・500万円コース:6.0%〜14.9% |
遅延損害金(実質年率) | 19.90% |
担保 | 不要 |
保証人 | 不要 |
返済方式・返済期間・回数など | リボルビング払い:最長10年2ヶ月、122回払い ※ご利用可能枠の範囲内で繰返し借り入れた場合、利用残高が変動するため返済期間、返済回数は変動します。 1回払い:28日〜61日(利用日による) |
必要書類 | 本人確認資料・収入証明書 |
申込方法 | インターネット・電話 |
契約期間 | 1年毎の自動更新 |
エス・ジー・ファイナンス
他社のビジネスローンに比べると借入額の上限が高く、且つ金利が安いのがエス・ジー・ファイナンスの特徴です。更に審査時間も最短30分とスピーディなので、まとまった借入が急ぎで必要な経営者におすすめです。低金利のため、必要な提出書類が多く審査は若干厳しめですが、積極的に事業展開をしている事業主を応援している会社なので、事業拡大で資金が必要な場合は融資が期待できそうです。
融資対象 | 法人代表者または個人経営者 |
---|---|
審査時間 | 最短30分 |
融資額 | 300万円〜5,000万円 |
契約利率(実質年率) | 6.8%〜12.65% |
遅延損害金(実質年率) | 20.00% |
担保 | 原則不要 |
保証人 | 原則不要 |
返済方式・返済期間・回数など | 元利均等・自由返済 最長30年、360回以内 |
必要書類 | 本人確認書類・決算書2期分・法人登記簿など |
申込方法 | インターネット・電話・来店 |
結局、ビジネスローンって良いの?悪いの?
ビジネスローンの即日融資について紹介しましたが、結局のところビジネスローンって良いのでしょうか。それとも悪いのでしょうか。答えは、良い部分もあれば悪い部分もある、です。
まず良い部分ですが、最短即日で借入ができる点です。
ビジネスローンの即日融資は、早ければ30分で審査結果が出ます。銀行からの借入は即日融資が不可能なので、急ぎでお金が必要な場合はビジネスローンが良いと言えるでしょう。また、銀行に比べると審査が甘いと言われているので、審査が通るか自信がない場合にも良いと言えます。
次に悪い部分ですが、金利が高い点と、即日融資が可能なビジネスローンを扱っている金融機関が少ない点が挙げられます。金利に関しては、銀行融資の金利相場が2.0%〜5.0%と言われているので、下限金利が%前後〜8%、上限金利が17%台のビジネスローンに比べると随分と差があることが分かります。そして、ビジネスローンを扱う金融機関は多いのですが、即日融資が可能なビジネスローンを扱う金融機関は大変少なく、選択肢が限られるデメリットがあります。
総合的に見ると、どうしても急ぎで借入が必要になった場合や、銀行の審査に通らない可能性が高い場合は、即日融資のビジネスローンが良いと言えますが、金利の高さを考慮すると良いと言い切れない部分もあります。
自身の会社の経営状況や即日融資の必要性の高さ、必要な希望融資額などによって、ビジネスローンは良くも悪くも作用します。こういったメリット・デメリットがあることを理解した上で、経営者自身がビジネスローンを利用するかどうかを判断する必要がありそうです。
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